■ .forward ファイルによる電子メールの転送方法
.forward ファイルによって、電子メールの自動転送を行なうことが出来ます。
弊社サービスでご利用いただいているメールアドレス宛に届いたメールを、お客さまがお使いの他のメールアドレス宛に転送することが出来ます。
※.forward でのメールアドレスの記述を誤まりますと、正常にメールが転送されない場合があります。メールアドレスの記述に際しては十分注意してご利用ください |
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ここでは代表的な使用方法についてご紹介いたしております。詳細に関しましては各種専門書籍および、ウェブページ等をご覧ください。
また、TELNETでログインして「%man forward」を入力すると英語のマニュアルが表示されます。
■.forward ファイルの設置場所
[設置場所]
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メールを転送するには、ユーザー様のホームディレクトリに
.forwardファイルを作成します。
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■TELNET上での .forward ファイルの作成
以下の環境を例にして .forward ファイルを作成していきます。
○転送を希望するアドレス(転送先) |
・・・user@tensoukibou.com |
まずTelnetでミスティーネットのサーバーへログインします。
Telnetでのログイン方法は、かくサービスのオンラインマニュアルをご参照下さい。
%(プロンプト)が出たら、次のように入力します。echo の後ろの "(ダブルクォーテーション)で囲った中に、転送したい先のメールアドレスを入れます。
[コマンド入力例]
FreeBSD (s1.misty.ne.jp) (ttyp0)
Login: アカウント ←アカウントを入力
Password: パスワード ←パスワードを入力(表示されません)
Copyright (c) 1980, 1983, 1986, 1988, 1990, 1991, 1993, 1994
The Regents of the University of California. All rights reserved.
FreeBSD 3.4-RELEASE (MISTY-NET) #0: Tue Aug 4 20:14:52 JST 1998
Welcome to FreeBSD!
% echo "user@tensoukibou.com" > .forward ←コマンドを入力
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上記ではスペースを入れる場所がわかりにくいので、
下記にスペースキーを入力する場所をカナ表記します。
(実際にはスペースキーをご入力ください。)
% echo[スペース]"user@tensoukibou.com"[スペース]>[スペース].forward
コマンドのあとに、スペースキーを押すのを忘れないようにしてください。
次のコマンドで正しく設定されているか、必ず確認して下さい。
転送したい先のメールアドレスが表示されれば OK です。
% cat .forward ←コマンドを入力
user@tensoukibou.com
↑ 転送先のメールアドレスが正しく表示されているか必ず確認!
%
% logout ←アドレスが正しければログアウトします。
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ミスティーネットの自分のアドレス宛にメールを送って、正しく転送されるかどうか必ず確認して下さい。
転送には数分かかることもありますので、しばらく待ってみて下さい。
なお、転送先メールアドレスを変える時は同じようにすれば OK です。
※注: メールの転送は .forward が作成されてから、おこなわれます。作成される前にすでに来ていたメールは、転送されません。
また、転送されたメールは、ミスティーネットのサーバには残りません。
■エディターでの .forward ファイルの作成
返信するメッセージファイルを作成します。
以下は windowsの「メモ帳」で .forward ファイルを作成して、「DOS」によりFTP転送を行なう例を紹介します。
「MAC」や「UNIX」など異なる環境の方も、ご自身の環境に照らし合わせて参考にして下さい。
(設定例のアドレス)
○転送を希望するアドレス(転送先) |
・・・user@tensoukibou.com |
まず「メモ帳」を起動します。
「スタート」→「プログラム」→「アクセサリ」→「メモ帳」をクリックします。
「.forward」ファイルは下記のように書きます。
user@tensoukibou.com ←転送先のプロバイダーのアドレス
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上記を保存します。
「ファイル」→「名前をつけて保存」をクリックし、ファイル名を「forward.txt」とし、
Cドライブ→Windows→tempに保存します。
.forward ファイルの転送
作成したメッセージファイルと設定ファイルをサーバに転送します。
MS-DOSプロンプトを起動します。
「スタート」→「プログラム」→「MS-DOS プロンプト」をクリックします。
MS-DOSプロンプトが起動したら、以下の手順で転送します。
C:\WINDOWS>cd temp ←ディレクトリを移動します。
C:\WINDOWS\TEMP>ftp www.**.misty.ne.jp ←サーバに接続します。
Connected to www.**.misty.ne.jp.
220 www22.dns.ne.jp FTP server (Version 6.00) ready.
User (www.**.misty.ne.jp:(none)):id ←アカウント名を入力
331 Password required for id.
Password: ←パスワードを入力(表示されない)
230 User id logged in.
ftp>put forward.txt .forward ←forward.txt を .forward ファイルに変更して送信
ftp>bye ←接続を終了します
C:\WINDOWS\TEMP>exit ←MS-DOSプロンプトを閉じます。
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正常にファイルが転送できたら、実際にメールを送ってテストを行なってください。
返信メールが返ってきたら設定は成功です。
■メールの自動返信を停止する
自動返信を停止したい場合は、 .forward ファイルを削除するか、名前を変更します。
ファイルを削除する場合は、TELNETでログインして下記のようにコマンドを入力します。
% rm .forward ←ファイルの削除コマンドを入力します。
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ファイル名を変更する場合は、TELNETでログインして下記のようにコマンドを入力します。
% mv .forward .forward.org ←ファイル名を「.forward.org」に変更します。
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ファイル名を変更しておけば、もう一度自動返信を設定したい場合 .forward.orgファイルを元の
.forwardファイルに戻すだけで設定を行なえます。
■転送するメールをミスティーネットのサーバ にも残しておきたい
転送先のメールアドレスでも読み、センターのメールアドレスでも読みたい場合
例:携帯のメールアドレスを転送先にし、携帯でメールをチェックし、後で、id@misty.ne.jp
宛てメールをパソコンで取り込んでじっくり読みたい場合など
TELNETでログインして、下記のようにコマンドを入力します。
% echo "\id,user@tensoukibou.com" > .forward
↑「バックスラッシュ」 + 「アカウント名」 + 「転送先アドレス」
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「\」はバックスラッシュです。(windowsでは円マークで表示されます。)
上記のように書いておくと、メールを転送する際に、ミスティーネットのメールサーバ宛にもメールが送られます。結果的にメールが残る状態になります。
※注: 先頭の バックスラッシュ 「 」を絶対に忘れないようにして下さい。
(環境によっては、"\"円記号として表示されるかもしれませんが、キーボードのバックスラッシュキーで入力してください。)
バックスラッシュを付けないと、無限ループにおちいります。
なお、転送先でも、おたがいに転送しあうように設定してしまうと、これも、無限ループにおちいります。
メールサーバにメールを残したままにしておくと、サーバの負担になります。定期的に、メールサーバからメールを読み込みサーバから削除するようにしてください。メールソフトにサーバから削除する設定にしてください。 |
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